学校紹介

浜寺水練学校とは

学校の特色

113年間、無事故 明治39年の開設以来、優秀なスタッフによる細心の指導で
無事故を続けています。
卒業生が指導 本校卒業生が指導にあたり、永年の伝統で培われた独特の集団教育体制で、泳力の向上だけでなく、たくましい身体と精神力を養うことができます。
日本泳法の修得 各種競泳法をはじめとし、日本泳法能島流の泳ぎを取り入れた豊富なカリキュラムで、幅広い水泳技術が身につきます。
集中授業で効率的 夏休み期間を利用した1ヵ月間の集中授業により、
効率良く泳ぎをマスターできます。
系統的なシステム 泳力に応じて進級する科、級、班制をとり、進級に応じて、
系統的で一貫した指導システムです。
専門部を設置 夏期授業だけでなく、年間を通じて、日本泳法部、アーティスティックスイミング部、水球部が活動しており、泳力に応じて専門分野に進めます。

浜寺水練学校の概要

  「ハマスイ」の愛称で親しまれる「毎日新聞社浜寺水練学校」は、夏休みを通して大阪府堺市の屋外プールで開かれる水泳教室です。113年の歴史と伝統があります。まったく泳ぎのできない初心者から上級者まで細かくクラス分けし、各自のレベルに応じたきめ細かい指導が特色です。
 努力次第でどんどん進級でき、卒業すれば「ハマスイ」の先生になれます。多くの先輩が生徒を教えることで指導力を身につけて社会に巣立っています。
 例年7月20日ごろから約1ヵ月間、堺市西区の大阪府営浜寺公園プールでお盆や週末を除いて毎日、授業があります。長い夏休みですが、各自が日々規則正しく「ハマスイ」に通う生活を送り、それぞれ自分で目標を決め、達成を目指して水泳を頑張れば、ひと夏で技術面でも精神面でも大きく成長できることでしょう。
 「ハマスイ」は1906(明治39)年に始まり、これまでに37万人を超える生徒が学びました。オリンピックのシンクロナイズドスイミング(現アーティスティックスイミング)でメダリストを輩出しています。スローガンは「なかよく学び、元気に泳ごう」。日本泳法を取り入れたカリキュラムも特色です。113年間、無事故を続け、1世紀以上にわたって堺の海やプールで子どもたちの歓声を響かせてきました。
 「ハマスイ」のクラスは、予科、本科(初級、中級、上級)、指導者コースの高等科に分かれます。さらに予科は3段階、本科は6段階に分かれ、それぞれ帽子の色を予科は赤、初級は白、中級は黄色などで区別しています。それぞれのクラスで能力に応じてきめ細かく指導し、試験に合格すると次のレベルに進みます。
 予科3班はまったく泳げない子が対象で、水をかけたり顔を水につけることから始めます。クロールのキックで5m進めれば予科2班に上がり、クロールで15m以上泳げたら予科1班、さらにクロールで25m以上泳げたら予科は修了となります。
 本科ではクロールだけでなく平泳ぎや背泳ぎ、バタフライにも取り組み、立ち泳ぎなど日本泳法も学びます。
 指導者コースの高等科ではおぼれた人の救助法も学び、指導法の実習も受けます。小学5年以上は卒業試験を受けることができ、合格すると翌年から「先生」になります。この卒業生が「先生」として他の教職員とともに生徒を教えるシステムは「ハマスイ」の大きな特徴で、先生にとっても生徒を教えることは大きな成長につながります。
 また、「ハマスイ」ではあいさつなど生活態度の指導も重視しています。「自分のことは自分でできる子になってほしい」との願いから、朝礼では必ず人の顔を見て話を聞くように指導し、水着や帽子の洗濯も親任せにせず、自分でするように指導しています。
 かつて「ハマスイ」に参加した先輩方には、1984年ロサンゼルス五輪シンクロ競技で銅メダルを獲得した元好三和子さん、木村さえ子さん、タレントの立花理佐さん、女優の山本富士子さん、作家の中谷彰宏さんらがみえます。